「女だらけの夜」第1回を開催、今後も続々豪華ゲストを迎えてさらに5回の開催を予定!
5月27日(月)、東京・渋谷区のユーロライブで生誕100年スペシャルイベント『夜7時の「高峰秀子を観て語る女の生き方」講座 ~女だらけの夜~』の第1回が開催されました。
毎回上映作品やテーマを変えて、養女で文筆家の斎藤明美氏がゲストと痛快なトークを繰り広げる本イベント。第1回目の上演作品は『春の戯れ』。フランスの作家マルセル・パニョルの戯曲『マリウス』を、山本嘉次郎監督が明治初期の日本に舞台を置き換えて1949年に映画化した、高峰秀子25歳当時の作品です。
この日のユーロライブ約170の観客席はさまざまな年齢層の女性で埋まり、上映会後に行われたトークのゲストには、生誕100年プロジェクトの製作発表会でMCを務めてくださったフリーアナウンサーでタレントの中井美穂さんが登場しました。
“男の身勝手に翻弄された女”がこの日のトークテーマ。「“幸せとはなんぞや”そんなことを考えさせられる作品」という中井さんの一言から始まり、斎藤氏は、かつて本日上映された『春の戯れ』を高峰と観た時のことを「高峰は自分の作品を見返すことはなかったし、観て口を出すこともなかった。けれどこれを観てあるシーンで”勝手な男だねえ”と一言つぶやいた」と振り返りました。
そこから、写真集「高峰秀子」(キネマ旬報社刊)を作成するために高峰の出演作を『母』から順に、高峰と(時には松山も)一緒に観た時のことや、松山・高峰夫妻との日々を二人の言葉を交えながら語っていきます。高峰が「喧嘩になってエスカレートしていったとき、最終的に一緒に居たいか居たくないかと思うと、喧嘩は終わります」と語るほど、2人は仲睦まじい夫婦だったそう。
今回のテーマから派生して、中井夫妻の馴れ初めや、中井さん、斎藤氏の2人が今気になっている俳優の話まで話は広がり、時折斎藤氏の歯に衣着せないトークに中井さんもたじたじとなりながらも「日本映画の素晴らしさを痛感しています。これから日本映画をたくさん観たい」と、テーマにこだわらず約70分、軽快で楽しいトークを繰り広げました。
本イベントは、豪華ゲストを迎えて全6回の開催を予定しており、第2回には女優の名取裕子さん、第3回には美容家のIKKOさんの登場が決定しています。第2回のご参加は現在当サイト内「スペシャルイベント」ページにて受付中!色褪せない高峰秀子出演作品とともにぜひお楽しみください。